九州ブロック管内でのバイフォー研修をご紹介します。

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佐賀青年部主催:

『これで安心!茶席のコーディネート』

 

「さあ、お茶会に行くぞ♪」でもこれでいいのかな??お茶会に来ていく着物で迷った経験の一度や二度、どなたも経験があるのではないでしょうか?そんな聞くに聞けないあれやこれやを青年部の講師になら気軽に聞けちゃう!みんなで茶席コーディネートをマスターしましょう。

講師:中山 雅士 (絹乃屋 若旦那)
日時:令和6年 5月12日(日)20:30〜21:30
   ※Zoomは20:15から入室可能です
参加費:無料
参加方法:Zoom
申込方法:googleフォームよりお申し込み(個人申込)
その他:詳細はチラシをご覧ください。

~終了しました~

九州ブロック主催:

『京焼の歴史と作家が茶室で見る陶器の見どころ』

 

 

パッと華やかな印象の京焼。お茶会でもたくさん目にしますが、どういうところを見れば良いの?作家目線での陶器の見どころ・見極め方をこっそり教えます。

講師:廣田 亮作(陶彩 花と風 代表/長崎青年部)
日時:令和6年4月26日(金)20:00〜21:10

■■■廣田講師への質問■■■ 

Q1:茶の湯を嗜む茶碗作家として、青年茶人に伝えたいことはありますか?

A:自分の好きな道具を見つけてください、そしてその道具を中心にいろいろな道具具組をしてみるのも楽しいかもしれません。

 

Q2:廣田先生が他者の京焼作品を見て、これは素晴らしいと思ったお茶碗はどういう部分や技術を見て思いますか?(お尻の上がりかた以外でお願いします)

A:重さや立姿はもちろんですが、絵の余白や筆使いをよくみます、窯物になると所属している職人で同じデザインでも上手い、下手も出るのでよく見ます。

 

Q3:釉薬はおよそ何種類くらいあるのでしょうか?また、絵の具のように何種類か混ぜて新しい色を作って使うこともあるのでしょうか。

A:今うちの工場にある釉薬で常時使っているもので約15種類ほどあります。ただ種類だけになると無限に近いかも知れません。釉薬を絵具の様に混ぜることはできないので、都度新し釉薬を作ります。ちなみに釉薬の95%はガラス分です、特殊な釉薬を除けば残りの5%に何を入れるかで色がきまります。

 

Q4:いろいろな形のお茶碗を作られていると思いますが、先に茶碗の形が決まって、絵柄が決まるのか、絵柄を決めて茶碗の形を決めるのか、または時々で違うのでしょうか。

A:どちらの場合もあります、ただ生地ありきの話しなので、生地に対して絵柄を決めるパターンが多いいです。また茶碗の雰囲気や色によって決まります。

 

Q5:どういう経緯で最初は仏師を志したのでしょうか? これから挑戦したい技法みたいなものはありますか?

A:中学生頃テレビで見た奈良、飛鳥時代の仏像の特集を見ていいなぁと思い、高校の時には皆さんが進学を考えるのと同じように物つくりの道にとおもうようになりました。窯変天目や油滴天目は昔から好きなので、環境が整えば挑戦してみたいです。

 

Q6:トンボやヘラなどの職人さんの道具について質問します。 ヘラなどは、角度や長さ、厚みなどはご自身の経験から作り上げるものかと想像しますが、「これだ!」と思える道具が出来上がるまで、どれくらい試行錯誤があったのでしょうか。師匠やお仲間に聞いたりするものでしょうか。

A:基本的に師匠、親方に教えてもらう事はありません、実際一度もないです。若いころは何度も、何度も削り微調整しながらヘラ作っていました、今は二回程で完成します、経験ですね。

 

Q7:京焼の茶碗にカビや匂いがついてしまった時には、煮沸するのが1番良いですか?

A:これに関しては、はっきりとした回答できないですが、なるべく高温で煮沸する方法も一つの手段です、砂糖を入れると沸点が少し上がるので良いように思います。

 

Q8:創作へのインスピレーションは、どこから得てるのだろかと、思いました。

A:まず作品を作るうえである程度型みたいなものが自分の中に存在します、あとは自然を見たり、先達の作品を見たり、感性を磨くようにしています。

 

Q9:陶器の茶道具ですが。何年も使わずにしまってあると、ひび割れや水漏れの原因になるのでしょうか。

A:ひび割れや、水漏れの原因にはなりませんが、絵の部分が酸化したり、ラスタ―化したりすることはあります。また貫入が入る事もあります。